車は機械製品ですので、年数の経過や、高い使用頻度により不具合が出てきます。また、事故を起こし、車を修理しなければいけない場面に遭遇するときもあります。車を修理する場合、修理費用がいくらかかるのか、見積もりをとるべきなのでしょうか?
今回は車の修理見積もりの必要性、見積もり時の注意点についてもご紹介します。
車の修理見積もりはできるだけ取ったほうが良い
あまりにも修理費用が高額であれば「修理を諦める」という選択肢もありますから、車を修理する際に、修理費用がいくらかかるのかはあらかじめ知っておきたいもの。修理見積もりをとることで部品代や工賃を把握することができるだけでなく、自分の車のどこが悪いのかを知ることもできます。
車の修理見積もりは必ずしも出されるものではありません。事故などで車の損傷が激しく自走することができないほど大破した状態では、車の見積もりそのものが出せないこともあります。
また軽度の事故であっても、車を分解しなければ厳密な見積もりが出せないこともあります。
この場合、大まかな見積もりしか出してもらうことができません。また、実際に修理をしてもらうと見積もり金額からかけ離れた修理費用がかかる場合もあるのです。
見積もりにかかる時間は、修理する箇所やその状態によってさまざまです。
問題箇所が分かっている場合
車の修理する箇所が分かっている場合は、数十分~数時間で見積もりが出ることがあります。この場合は見積もり費用を請求されることはありませんので、気楽に見積もりを出してもらうことができるでしょう。
問題個所が分からない場合や故障の程度によっては、見積もりが出るのに1~2日かかる場合があります。これほどの時間がかかる理由は、原因だと思われる箇所を特定するために時間がかかるからです。部品をばらす作業やさまざまな機械を使いながら機関を確認していくため、時間がかかります。
このように原因を特定するのに時間や手間がかかる場合の見積もりは有料になることもあります。
定期的にある車検までの間に自分で確認しておきたいクルマのセルフメンテナンス。でも、どこをチェックすれば良いかわからなかったり、車にあまり詳しくないからちゃんと確認できているか、など不安がありますよね。今回は日常点検のポイントをご紹介します!
エンジンオイルはエンジン内部を円滑に動かすためのオイルです。汚れてきたり、量が少なくなるとエンジンに負担が掛かるため、お店で交換してもらいましょう。オイルの劣化の目安は、新しい状態の時は明るいオレンジ色をしていますが、劣化すると濃い茶色になります。
ワンポイント
オイルの量はオイルレベルゲージを抜き取り、エンジンオイルが上限の「F」と下限の「L」の間に付いているかで確認します。点検は必ず、エンジンが十分冷えた状態で行ってくださいね。
ブレーキ液(ブレーキフルード)はブレーキペダルで踏んだ力をブレーキに伝える液体です。使用するにつれ少しずつ劣化し、ブレーキの効きが悪くなるため定期的な交換が必要です。ブレーキリザーバータンクを横から覗きこみ、液量が上限「MAX」と下限「MIN」の間にあるか確認します
ワンポイント
普段の運転で「MIN」まで液がなくなることはないため、あまりに減っているようなら液漏れしている可能性があります。お店へご相談ください。
ウインドウォッシャー液はフロントウインドウの洗浄時にワイパーと合わせて使用します。ガラス面のくもりや汚れを除去し、ドライバーの視野を良好に保ちます。お客さまご自身でも市販のウォッシャー液を追加していただけます
ワンポイント
ワイパーとシャワーのマークが付いている部分になります。時折、ウェブ上で食器用の中性洗剤での代用について記載があったりしますが、液を出す箇所が詰まる原因になりますので代用しないようご注意ください!
ワンポイント
ワイパーのゴム部分は劣化すると本体から浮いてしまったり、割れてしまったりするため目視での確認で劣化が分かりやすい部分になります。
クーラントとはエンジンを冷やし、高温になるのを防ぐ冷却水です。エンジンやラジエーター内の金属部品のサビ発生を防止する効果もあります。液の量が上限の「FULL」と下限の「LOW」の間になっているかご確認ください。
ワンポイント
クーラント液の量が減ったり劣化したりすると、エンジンを冷やす力が弱くなったり、エンジンやラジエーター内のサビ発生の原因になります!
新しい車を購入する場合、カタログなどを見て欲しい車種を決定し、試乗や商談を繰り返してようやく購入することになります。高い買い物になるので、購入前に必ず試乗をするようにしましょう。
試乗の前には電話予約を行う
発売したばかりの新型車の場合、ディーラーへ行けば試乗車が用意されているはずです。しかし、人気車種になるほど試乗の人気も集中しますから、待ち時間が発生することも少なくありません。
なので、事前に電話予約をしておくことで、指定時間に試乗車を用意してもらうことができます。待ち時間はほとんどありませんから、ストレスフリーで試乗することができるでしょう。
運転する際にチェックするべきポイント
試乗した時に見るべきポイントは多いですが、最低でも以下の項目はチェックしておいてください。
● 前方・後方の視界の良さ
● シートの座り心地
● 後部座席の快適性
● 走行時の乗り心地
● 加速力
● メーター類の見やすさ
● 小回りの良さ
● ライトの明るさ
前方・後方の視界の良さや乗り心地などは、誰でもチェックするポイントだと思います。前方のAピラーは死角を作りやすいので、視界を遮らないかどうかを確認してください。
走行時の乗り心地は、路面のショックをどれだけ感じるかが重要です。段差を超えた時の衝撃が強かったり、ロードノイズが大きいクルマだと、長時間の運転で疲れやすくなってしまいます。
あと、意外と忘れがちなのは、後部座席の快適性ですね。自分が運転するばかりの人は無関心かもしれませんが、家族が多い場合にはかなり重要な要素です。最近は、軽自動車でも大型化しており、車内の広さが格段に大きくなっています。
それでも、シートやシャーシの形状などで居住性が大きく異なりますから、実際に座ってみて感触を確かめてみてください。できるなら、営業マンに運転してもらって、自分は後部座席に座ってみても良いですね。
また、昼と夜の2回の試乗をすることもおススメです。ライトの明るさは夜間しか見ることができませんし、メーター類の視認性も異なってきます。昼間とは違った印象になりますから、暗くなってから試乗をお願いしてみてください。
中古車の購入にどのくらいの費用を出せるかを確認しましょう
「中古車を購入するうえで、予算はいくらか?」
これは重要なポイントです。1グレードしか設定がなく、比較的に新しい車種であれば、車両価格の相場にそれほど開きはありませんが、年式や仕様、ボディカラー、走行距離、修復歴などによって、中古車の価格は様々です。
車検が残っていない場合には当然購入時に車検を取る必要があるし、残りが少なければすぐに車検時期を迎えることになります。
予算は個人の生活の状況によって大きく左右されるのは当たり前の話。だからこそ慎重に予算は組みたいものです。
予算と目的が決まったら、買うべき車種の候補を選び出していきましょう。
乗る人はどんな組み合わせか。大人が何人で子供が何人か
もし家族での移動がメインになるのであれば、もちろんミニバンが最有力候補でしょう。
一方で、荷物を多く載せる必要がないならば、コンパクトカーがおすすめです。
また月間の走行距離次第では、ハイブリッドカーやディーゼルエンジンモデルも候補に挙がります。もしくはクルマの本体価格や、維持費も含めて安く済ませたいのであれば軽自動車が有利でしょう。
例えば、体育系のクラブに所属している小学生の子供がいて、週末は試合や練習などで送り迎えが必要。しかも同じチームのメンバーも便乗するとなれば、間違いなく3列シートのミニバンを選ぶべきです。
このように、クルマといってもボディタイプや、エンジンタイプによって数えきれないほどの車種があります。使い方等踏まえ、購入したいクルマのカテゴリーが決まったら、次は具体的な車種をピックアップしていきましょう。大抵の場合、同じカテゴリー内で競合するクルマが存在します。
例えばコンパクトカーの場合、トヨタならアクア、日産ならノート、ホンダならフィットといった感じで、同じ方向性をもつクルマを並べてみましょう。そしてそれぞれのクルマの長所と短所、自分に合うか合わないかなどを見比べて、候補を絞っていけば良いのです。
中古車は保証が付いているものがほとんどです。中古車販売店独自の保証で、最短「1ヶ月1000km以内」なんていうものを目にすることもありますが、あまりにも短すぎて不具合が発覚する前に期限が過ぎてしまうという可能性もあります。
修復歴にならない修復はクルマが走行に関わる部分、骨格に関わる重要部分を修理していないことがポイントです。
バンパーのみの修理、ドアのみの交換、フロントガラスの交換、ボンネットのみの修理などが該当します。本当にこれだけの修理交換の場合には中古車販売店は修復歴無で販売して構いません。
ドアの交換やボンネットの修理は上記の手段でナットやシーラーの状態を確認すること、バンパー修理の場合にはラジエーターコアサポートに変化が無いかよく確認することが大切です。
車の査定にはいくつか決まったチェックポイントがあります。査定額を上げるにはそのポイントを押さえておくことが大切です。
まず、基本となるのは「車種」「グレード」「年式」「走行距離」といった車の基本情報です。これはどの中古車市場でも査定のベースとなります。そこにボディーカラーやインテリアの色なども加味されます。
ボディや内装の傷やへこみといった、車の状態も重要なポイントです。整備手帳の内容や事故歴の有無なども査定対象となります。傷やへこみは放置せず、まめに補修しておくよう心がけましょう。
また、メンテナンスプログラムに入るなどして定期的に手入れをしたり、ボディーコーティングをしたりなど、日頃のメンテナンスをしっかり行っていれば、プラスの査定をしてもらえる可能性が高くなります。
ほかにも車についた汚れや、においも査定のチェックポイントになります。査定前には車をきれいにしておき、たばこやペットなどのにおいも、消しておきましょう。
以上の項目以外にも各社が独自に定める査定基準があり、その基準にしたがって査定士がチェックします。
オプションはもっとも評価が分かれるポイントです。メーカー純正かどうか、市場で人気のオプションかどうか、正しく取り付けられているかどうかなどの条件により、業者の取り扱いが異なります。
プラスの査定となるのは、新車の製造工場で装着されるメーカーオプションが付いている場合です。たとえば「横滑り防止装置」、「4WS(後輪操舵)」、「リアシート用のサイドエアバッグ」、「ディスチャージヘッドランプ」などが挙げられます。ほかにも「アラウンドビューモニター」や「ドライブレコーダー」、高品質の「カーオーディオ」などは社外品であってもプラスになることが多いです。ただ、メーカーオプション以外については設置の仕方や状態によってはマイナス査定に傾くこともあります。
また、メーカーの純正品以外のエアロパーツ、アルミホイールなどはマイナスの査定となることが多いです。純正品も持っている場合は、必ず査定士に伝えましょう。
チューニングカーベースのクルマの場合、人気のオプションを装着していれば中古車ニーズも高くなります。こうした車は、取り扱いのある専門店で査定してもらうと、社外品のオプションでもプラスに働き、査定額を高く提示してくれる可能性があります。
クルマを高く売るためには、できる限りきれいな状態を保ち、日々のメンテナンスも怠らないことが大切です。オプションも人気のものであれば、プラスの評価を受けることもあります。今、どんなオプションが人気かなど、日頃から敏感にリサーチしておくとよいでしょう。